応用マテリアル工学コース教育

応用マテリアル工学教育の概要

Overview of Education

応用マテリアル工学コースは、素材工学やナノテクノロジー、環境・エネルギー分野など、近年の社会の発展を支える「材料工学」に関しての基礎および先端的な研究・教育を行うコースです。応用マテリアル工学コースでは、我が国の基幹産業である金属材料やセラミックス材料などの無機系材料について深く学びます。

近年の地球温暖化に伴う二酸化炭素の削減の必要性は、資源およびエネルギー源の少ない日本にとって極めて重要な問題です。そのため、石炭・石油など化石燃料の有効利用のみならず、それらの再利用、太陽や地熱などの再生可能エネルギー、原子力ならびに核融合エネルギー開発などを積極的に進めなければなりません。また、既存の生産システムの効率化をはかるとともに、革新的なプロセス開発をとおして世界の発展に貢献することが求められています。これら全ての分野を支えているのが、「マテリアル=材料」です。「マテリアル=材料」無くして、産業は成り立ちません。

応用マテリアル工学コースでは、材料に関する基礎から応用までの一貫した教育システムを実施しています。さらに大学院の教育と最新の研究に対応できるように、材料工学に関する関連専門領域について幅広く習得し、高度な材料科学の専門を理解するための基礎を学びます。

応用マテリアル工学コースは大学院修士課程への進学率がとても高いことが特徴で、例年、95%程度の学生が大学院修士課程に進学します。また、大学院博士課程は各学年平均10名であり、研究者を目指す学生が多いことも特徴です。

応用マテリアル工学カリキュラム

Curriculum

応用マテリアル工学コースで学ぶ学問は多岐にわたりますが、主に(1)化学系の講義、(2)物理学系の講義および(3)材料科学系の講義の、3種類の講義群により構成されています。

応用マテリアル工学コースでは、材料科学、物理化学、プロセス工学、エネルギー工学を中心とした基礎講義に加えて、材料工学演習、材料工学実験、科学英語演習などの専門英語教育、プレゼンテーション演習および学外実習を行います。

材料工学演習では、材料工学に関する基礎講義で習得した基礎知識の確認を行います。材料工学実験では、材料工学の基礎知識に基づき実験操作の基礎を、専門英語教育およびプレゼンテーション演習では外国語論文の理解を深め、ディスカッション力および情報発信力を習得することを目的とします。また、学外実習では、産業における諸知識の実践的運用の実際と、技術者・研究者のあり方に対する理解・自覚を得ることを目的とします。

4年次には、コース専門科目に加えて卒業研究および卒業論文作作成のための指導を行います。

学科選択のポイント応マテの特徴

Course Highlights

1. コースオリジナルの講義・演習一体型カリキュラム

1週間に「2つの講義」と「1つの演習」が1セット!

2. 大学院博士課程までの一貫教育による研究者育成

研究を通した積極的な教育を展開!

3. 国際色豊かなコース

国際的な視点からの教育と研究を推進!

大学院の講義はすべて英語でも開講

海外大学と単位互換、両方の学位を取得

数多くの留学生、外国人教員・研究院

4.社会との繋がりを重視した教育・研究体制

就職に強い産学連携に基づく教育!
  • 企業トップ・マネージャーの講演会
  • 工場見学・インターンシップ多数
  • 数多くの企業との共同研究・特許申請
  • 多種多様な業界のOB・OGのサポート