フロンティア入試(総合型選抜)

 応用マテリアル工学コースでは、通常の入学試験(一般選抜の前期日程および後期日程)に加えて、フロンティア入試(総合型選抜)も行っています。フロンティア入試は、従来の共通テストおよび2次試験による選抜とは異なり、受験生の能力や資質を多面的に評価する入試制度です。学力のみならず、応用マテリアル工学を学ぼうとする意欲や目的意識を課題論文や面接などで総合的に評価します。新しいマテリアル=材料開発に興味のある学生は、ぜひ応用マテリアル工学コースを志望してください。

フロンティア入試 Q&A

フロンティア入試で求める学生像は?:以下のような学生が応用マテリアル工学コースを志してくれることを希望しています。

(1)元素の性質、結晶の構造などに興味を持ち、本コースで積極的に学び、新しいマテリアル・ 材料をつくることを希望する学生

(2)基礎学力があり、将来さらに大学院まで進学し、マテリアル分野の研究者や技術者として 国際的なリーダーになりたいという志望を持つ学生

(3)マテリアル研究の実践及び発展に取り組むため、自ら積極的に実験・観察を行う学生

(4)国際性豊かな応用マテリアル工学コースの中で、人を尊重することができ、留学生を含む他の学生と協調的に活動できる学生

フロンティア入試の内容は?:応用マテリアル工学コースのフロンティア入試は、「Type I」制度により行います。
(1)第1次選考では、調査書、コンピテンシー評価書、自己推薦書、諸活動の記録を用いて評価を行います。
(2)第2次選考では課題論文と面接を行い、正確な科学的知識、論理的思考力、洞察力、作文能力、意欲、目的意識、実行力、適性を問います。
(3)第2次選考合格者に対して大学入学共通テストの結果を評価し、最終合格者の判定を行います。
詳しくは、北海道大学フロンティア入試(総合型選抜)のページをご覧ください。

最終判定において、大学入学共通テストの結果をどのように利用するのですか?:大学入学共通テストの結果は、第2次選考合格者に対して最終合格者とするための判定にのみ用います。数学を200点、理科を200点×2、外国語を200点(外国語(英語)においてリスニングを免除された者については、リーディング(100点満点)を200点満点に換算して利用する)、合計を800点満点とし、520点程度に達している者を最終合格者の対象として判定を行います。

志願者数と合格者数を教えてください:近年の志願者数と各選考の合格者数は以下のとおりです。

入試年度 募集人員 志願者数 第1次選考合格者数 第2次選考合格者数 最終合格者数
令和8(2026)年度 4 12 10 7 5
令和7(2025)年度 4 5 5 5 2
令和6(2024)年度 4 6 4 4 2

フロンティア入試の説明会はありますか?:例年、7月に受験生及びご家族の方、高等学校の先生等を対象とした説明会を開催しています。質疑応答もあります。詳細情報は北海道大学フロンティア入試(総合型選抜)のページに掲載されますので、随時ご確認ください。

一般入学の学生と仲良くできますか?:フロンティア入試の合格者は、一般入試合格者と同じように1年次は総合教育部に所属して全学教育を履修したのち、2年次から応用マテリアル工学コースに配属されます。入学後、一般入試合格者と同じように学生生活を送りますので、安心して北大生としての活動を楽しんでください。

過去問はありますか?:課題論文の過去の問題の概要が公開されています。

令和7(2025)年度入試

■ 問題1
メタネーションに関する文章を読み、以下の問(1)~(3)を解答
(1)サバティエ反応を利用してより多くのメタンを合成するためには、どのような反応条件(温度と圧力)が必要か解答するとともに、その理由をルシャトリエの原理にもとづいて数行程度で説明
(2)メタネーションによって二酸化炭素の実質排出量をゼロにするためには、多量の水素を安価に製造する技術が必要になる。水素の製造において水の電気分解以外の方法でも製造することが可能である。どのような方法が考えられるか、手法を1つ考え、その概要、利便性、技術的課題及び経済性を、それぞれ説明
(3)高効率なメタンや水素の製造ならびに製造したガスの輸送や貯蔵に関して、金属材料がどのように利用されるか、その方法を自由に発想し、具体的に説明

■ 問題2
身の回りの材料は、強さや加工性などの力学的性質が主に要求される構造材料と、力学的性質以外で物質の物理的性質や化学的性質が要求される機能材料に大別されることについて
(1)私たちの社会で利用されている金属製品の中で、構造材料および機能材料に分類されるものをそれぞれ2つ以上示す
(2)あなたが(1)で解答した構造材料および機能材料の中から1つ選び、その特性をより向上させるための手法やアイディアを自由に論述

令和6(2024)年度入試

■ 問題1
あなたが興味を持っている金属元素に関して、以下の問(1)~(5)を解答
(1)その元素名を解答
(2)その元素の結晶構造や物理的性質、化学的性質など、知っていることを解答
(3)その元素が用いられている身の回りの金属製品を一つ選び、名称を解答するとともに、なぜその元素が選ばれ金属製品に用いられているのか、理由や経緯などを解答
(4)(3)で答えた金属製品を製造する一連の工程の中から、一つの工程を取り上げてその詳細を説明
(5)(3)で答えた金属製品が30年後にも使用されているか否かについて理由とともに解答

■ 問題2
持続可能な社会を実現するためには、様々なエネルギー・環境問題を解決する必要がある。それらの問題の中から一つを取り上げ、科学技術の観点からその問題解決につながるような新しい材料を自由に発想し、その性質や機能、用途について説明

令和5(2023)年度入試

■ 問題1
国土特性を念頭において日本のエネルギー供給について
(1)20年後の電力供給の主力となる発電方式を一つ解答し、選んだ理由をメリット、デメリットを明確にしながら説明
(2)2100年頃に主力となる発電方式と今後必要となる材料開発についてあなたの考えを説明

■ 問題2
H₂OにNaClを溶かした水溶液の温度と塩濃度の関係を表した図を読んだのち、
(1)道路の凍結防止(融雪)剤としてNaClが使用できると考えられる最低の外気温を理由とともに説明
(2)NaClを凍結防止(融雪)剤は大量に撒くほど道路の凍結防止に効果的かどうかを理由とともに説明
(3)水の凝固点降下を利用した装置を提案し、そのアイディアを説明

フロンティア入試情報の詳細

フロンティア入試の詳細は、フロンティア入試(総合型選抜)のページをご覧下さい。